楽商について
- 楽商の開発背景と販売を開始した時期はいつですか?+
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1996年(平成8年)のバブル崩壊後、IT業界はインターネットを中心としたネットバブルでした。しかし、近い将来、IT業界にもデフレの波が押し寄せると考えておりました。 弊社はその時期に、システムインテグレータとしての25年間の経験を集大成し、開発システムからオープン化の波を契機に、流通業向けの販売管理コアシステムの開発をスタートさせました。1997年(平成10年)に「楽商」 Ver1.0 として販売を開始し、 その後、1999年(平成11年)に Ver2.0 、2002年(平成14年)に Ver3.0 、2007年(平成19年)に Ver3.5 、 2011年(平成23年)に Ver7.0 、2012年(平成24年)に V800 の販売を開始し、最新版のV890に至っております。
※「楽商」は商標出願は1997年(平成9年)の2月、権利として確定したのが1998年(平成10年)になります。 登録番号は4187587号です。
- 楽商は業種別シリーズ以外に、どのような業種に多くの実績がありますか?+
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お客様の業種は多岐に渡りますので、なかなか絞ることができません。和洋紙卸売業、かばん・袋物卸売業、下着類卸業、化学製品卸売業、非鉄金属スクラップ卸売業、木材・竹材卸売業、生ゴム・ゴム製品卸売業、紙製品卸売業、スポーツ用品卸売業、プラ板・棒・管・合成皮革卸売業、家具・建具卸売業、楽器卸売業、陶磁器・ガラス器卸売業、衣服・雑貨品卸売業などに導入実績があります。
ご導入事例につきましては、導入事例をご参考いただければと思います。
- 販売実績を教えてください+
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「楽商」シリーズとして、1,000社以上の販売実績(2020年4月現在)があります。
「楽商」シリーズにつきましては、サービス一覧をご覧ください。
機能や運用について
- 外出先で在庫照会や受注入力を行うことはできますか?
在宅勤務の場合への対応はどのようにしたら良いですか?+ -
出先からつなぐ台数にもよりますが、4~5台であれば導入時に構築したサーバを活用して、専用のルータを設置することで接続できます。(※セキュリティを担保したVPN接続を推奨いたします)台数が多い場合には、別途アプリケーションサーバを構築することで対応できます。在宅勤務などで急を要する場合には、会社のパソコンを自宅のパソコンで操作できるリモート用のソフトを使うことで対応できます。
リモート用のソフトにつきましても、ご提案が可能です。
- 請求書や納品書を紙の発行ではなく、WEB(クラウド)にアップロードしてお客様が受け取ることはできますか?
紙の発行の場合、郵送を代行してくれるサービスはありますか?+ -
ラクス社の「楽楽明細」と連携することが可能です。請求書や納品書をWEB(クラウド)上にアップロードしてお得意先が受け取ったり、メールに添付することもできます。
また、郵送代行サービスをご利用いただくことで、請求書の印刷、封入などを自社で行わずに依頼することもできます。
- 自社にサーバを置かず、クラウド環境で運用できますか?+
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AWS(アマゾン ウェブ サービス)を活用したクラウドサービスをご提供しております。自社に置かないことで、サーバを管理する手間を省くことができ、約5年単位で発生するサーバーの入替を行う必要がありません。また、火災や地震などのBCP対策が可能です。
また、VDI(仮想デスクトップ)で運用することで、出先からシステムを利用することもできます。デスクトップパソコンを持ち歩いて楽商を使用することが可能です。
- バックアップデータを預けることはできますか?+
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大変申し訳ございませんが、弊社ではお預かりするサービスは提供しておりません。ただ、クラウド上にバックアップの取得を行うクラウドバックアップサービスを提供しておりますので、サーバのハードディスクとは別の場所にデータを置くことができます。データの取得は決めた時間に自動的にいたします。
- パートの方に閲覧だけの権限を与えたり、商品原価を知られずに入力させることはできますか?+
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アカウントによる権限設定をメニューごとで行うことができます。例えば、受注は新規や訂正、削除ができ、売上は照会しかできないようにしたり、マスタは照会しかできず、新規も訂正も削除もできないということができます。原価については、受注や売上の入力時に非表示の設定が出来ます。
- 会計システムと連携はできますか?+
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ほとんどの会計ソフトは、販売管理のデータを受け取るインターフェイスを用意してあります。 有償とはなりますが、仕訳データを楽商から出力し、会計ソフト側で取り込むことができます。 修正は赤黒処理で行い、販売・会計の相互訂正になります。
- 受注や売上、仕入などのデータはExcelで出力できますか?+
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得意先、商品などのマスタデータ、受注、売上、発注、仕入などの日次のデータ、請求、入金、支払データなどほとんどのデータはExcelで出力できます。あらかじめ条件を設定しておき、条件に合ったデータだけを出力することもできます。
- 輸入を行っていますが、対応していますか?+
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輸入オプションをご利用いただくことで、Purchase Order Sheetの発行や諸掛の按分などをご利用いただくことができます。
- 得意先の預かり在庫の管理はできますか?+
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先に売上だけを行い、後から得意先からの指示で商品を出荷する「預託機能」を標準で装備しております。 得意先毎、商品毎に「預託数」を管理しており、得意先毎、商品毎に預託数の一覧が簡単に確認できます。
- 在庫の棚番(ロケーション)管理はできますか?+
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「楽商」では、倉庫毎、商品毎にロケーション№(棚番)が設定可能になっております。 ピッキングリストや棚卸入力表などが、ロケーション№順に出力出来るので、効率の良い作業が可能となります。
- セット商品や加工商品などの在庫管理はできますか?+
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セット商品は、「商品構成登録」で構成品を登録する事ができます。 実際にセット商品の在庫を増やす時は、「振替処理」で行います。 この時、セット商品の在庫が増え、構成品の在庫が減ります。
- 不足在庫や過剰在庫の管理はできますか?また、決まった数を割ったら発注できる機能はありますか?+
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商品毎に適正在庫を設定できます。 適正在庫を割れている「不足在庫一覧」、適正在庫を超えている「過剰在庫一覧」もすぐに確認できます。
設定した適正在庫を割れた商品を一覧で確認し、一覧から仕入先に発注できる一括発注の機能もございます。
- バーコードを活用してハンディターミナルで入荷や出荷、棚卸を行えますか?+
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オプション機能にてご用意しております。 出荷検品、入荷検品、棚卸、発注など各種業務を取り揃えております。バッチ、無線ハンディターミナルの両方でご提案できます。
- 在庫の期限管理はできますか?+
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オプション機能になりますが、ロット管理機能を利用することで、ロット単位での期限管理が行え、入庫ロット毎に期限設定ができます。 出庫の際も、どのロットを出庫したのかを入力できます。 また「ロット在庫一覧表」より、期限切れ間近の在庫一覧も簡単に出力できます。
- スマホ(スマートフォン)やタブレットで入力することはできますか?+
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スマートフォンのサイズは近年大きくなっておりますが、それでも画面は小さいですし、得意先コードや商品コードを検索して選択するような複雑な入力には適しません。弊社でもスマホでの運用を行っておりますが、勤怠(出退勤)、日報のように、短文を入力してボタンを押すようなソフトウェアのみです。
タブレットにつきましても同様ですが、利用するシチュエーションや機能は限られますが、運用している事例はございます。
カスタマイズについて
- 自社に合わせたカスタマイズはできますか?+
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お客様のご要望に応じてカスタマイズが可能です。ただ、ご要望をいただく内容の中には、今まで使っていたシステムがそのような仕様だったからというものもあります。本当に必要なカスタマイズなのかをご検討いただくことも必要かと思います。運用でカバーできる場合には、運用案もご提示いたしますので、まずはご相談ください。
- カスタマイズの価格を教えて下さい。+
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弊社では、「楽商」シリーズを熟知した経験豊富な営業とSEが対応いたしますので、 作業工数を必要以上に掛けることなくカスタマイズを行うことができます。
価格につきましては、ご要望により異なりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
- カスタマイズのデメリットはありますか?+
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カスタマイズは独自の運用のために、標準のプログラムを修正することになります。そのため、ソフトウェアのバージョンアップを行う際には、カスタマイズは再作成しなくてはなりません。カスタマイズを行うと部署、担当の方の運用負担が減ることも多いですが、標準機能の運用でカバーすることも大切かと思います。
サポートについて
- サポート(保守)サービスはどのような内容がありますか?+
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ソフトウェアサポート契約を基本として、ハードウェアサポートや、ネットワーク支援等をおこなうネットワークサポートもご利用可能です。
サポート内容につきましては、アフターサポートをご覧ください。
- ハードウェア保守契約の加入/未加入によるサービスの違いはありますか?+
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保守契約を締結しているお客様には、電話・FAXなどにて連絡が有り次第、サポート窓口にて障害内容を確認し、ソフト/ハード両面から調査を行い、リモートでメンテナンス、またはご訪問にて対応いたします。 保守契約未加入のお客様はスポット扱いになりますので、 障害の都度、ソフト/ハード両面から調査をして御見積を提出し、ご発注後からの作業となりますので、即対応が難しくなります。
- 「楽商」のサポートの時間帯などについて教えて下さい。+
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ソフトウェアサポートのご契約を締結していただく必要がございます。 サポートは電話・FAX・メール・リモート接続が基本ですが、必要に応じて訪問でのサポートも行います。 サポート時間は、月曜日~金曜日の9:00~18:00(年末年始・祝日は除く) になります。
- 導入後の悩みや、システム上の相談がある場合は誰に相談したら良いですか?+
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お電話やメールで受付をしております。お電話の場合、受付が内容を承り、ソフトウェアの場合には内容によって担当の営業・SEが随時ご対応いたします。ハードウェアに関する場合は、サービス担当がご対応いたします
他に定期的に開催するセミナーに合わせて、無料のシステム相談会を実施しております。 当日は、業種毎の担当者がご対応いたしますので、お気軽にご来社下さい。 また開催日については、ホームページに日程を随時掲載いたしますのでご確認下さい。
導入について
- 専任のシステム担当者がいないのですが、導入はできますか?+
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システムに関する専門のご担当者がいらっしゃれば良いのですが、 ほとんどのお客様が他の業務と兼任しながら導入されています。 ですので、安心してお任せください。
- マスタ登録はどのようにしたら良いですか?+
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得意先、届け先、仕入先、商品が登録できるExcelのマスタ登録シートをお渡しいたします。既存システムからデータを落とせる場合には、切り貼りしながら登録します。事前にどのように登録すれば良いか、オペレーションしますのでご安心ください。
- 運用テストはどのようにすれば上手くいくでしょうか?+
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システムが納品された後、本稼働前に必ずテスト運用を行います。 納品前にある程度のテストは行っておりますが、実際のデータを使用してテストを行う必要があります。 次の点に注意しながら、テスト運用を行ってみて下さい。 (1) 円滑な運用ができるように、事前に操作訓練を社員に実施する。 (2) いつ、誰が、何を、どのようにテストするかを決めてテスト手順書を作成する。 (3) テスト項目リスト(チェックリスト)を作成して、具体的に確認する項目を用意する。 (4) 実際の業務に沿った伝票など、生のテストデータを使用する。 (5) 不具合が生じた場合の連絡・対処方法を協議しておく。
- 本稼働と運用について教えて下さい。+
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テスト運用が無事終了したら、いよいよ本稼働になります。 次の点に気をつけながら運用してください。 (1) システム導入後の社内ルールを社員に徹底させます。場合によっては社内マニュアルを作成して、個々の社員の役割を認識させます。 (2) もし障害が発生した場合は、速やかに窓口のシステム担当者に報告します。 (3) 最重要事項は「バックアップ」です。大事なデータは必ずバックアップをとるようにして下さい。
- ソフトウェアのバックアップはどのようにしたら良いでしょうか?+
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サーバー内にバックアップ装置がある場合には、その装置でバックアップを取得できるように弊社で設定します。バックアップを行う時間帯は、終業した後や夜間が一般的です。有償になりますが、クラウドバックアップサービスをご利用いただきますと、クラウド上にバックアップデータを置くことができますので、建物が地震や火災で損壊するような場合や、近年問題になっているランサムウェアに感染した場合でも、データを復旧させることができます。
- ソフトウェアのバージョンアップは必要ですか?
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システムを構築するためには、データベースソフト、開発言語が必要になりますが、マイクロソフト社が新しいWindows OSを発売しますと、データベースソフトや開発言語が新しいWindows OSに対応していない場合があります。
お使いの楽商シリーズのバージョンで利用しているデータベースソフトや開発言語のバージョンが、新しいWindows OSに対応していない場合には、どうしても動作を保証できない事情があり、バージョンアップが必要になります。